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2020.05.22

お悩み解決

【状況別の対処法】車のタイヤがパンクしたかも… 費用相場や原因も

「車のタイヤがパンクしているかもしれない……」そんなときは、まず安全な場所に停車してタイヤの状態を確認しましょう。 この記事では、パンクが疑わしいときの対処法を状況別にご紹介しています。パンクの確認から修理完了までの流れが分かります。

2020.05.22

1.車のタイヤがパンクしたらどうなる?

空気が抜けて走行不能になる

車のタイヤがパンクすると、徐々に空気が抜けてやがて走行不能になります。パンクとは、タイヤに穴が開いたり、裂けたりして空気が漏れる状態を指します。

 

タイヤへの損傷の程度によって、走行できなくなるまでの時間は異なりますが、異変に気付いた時点で対処が必要です。

 

パンクが疑われる症状

車の運転中に以下のような異変を感じたら、タイヤのパンクを疑いましょう。

 

  • ハンドルをとられる
  • 車が傾いている気がする
  • いつもと違った揺れ・振動を感じる

 

「タイヤの空気が抜ける」「タイヤに刺さった異物が路面に当たる」ことによって、こういった症状が起こります。パンクのまま走行を続けると、タイヤが破裂する「バースト」が起こる可能性があり、非常に危険です

 

それでは、パンクが疑わしい場合、どのような対応をするのが良いのでしょうか?

 

2.車のタイヤがパンクしたらまず対応すべきこと

もし、車のタイヤがパンクしたら、安全な場所に車を停車させた後で、応急処置を行います。

 

安全な場所に停車する

運転中にパンクの疑いを感じた場合は、そのまま走り続けるのではなく安全な場所に停車してください

 

一般道でパンクの疑いを感じた場合は、駐車場や路肩などに停車させます。路肩に停めるときは、交通の邪魔にならないよう気を付けましょう。また急に減速するとタイヤへの負荷も大きくなるため、ゆっくり減速しながら停めてください

 

高速道路の場合は、後続の車両に最大限の注意を払って路肩に停車させます。停車前はハザードランプを点灯させ徐々に減速し、停車後は後続車に注意しつつ発炎筒と三角表示板を車の後方に設置してください。

 

パンクの応急処置のやり方

車を安全に停車できたら、タイヤの状況を確認しましょう。パンクしている場合は「ロードサービスを活用する」または「自分で応急処置する」のいずれかの対応を取ります。

 

もしパンクが確認できず、異変の原因が分からない場合は、ロードサービスに問い合わせて対応を相談してみましょう。

 

ロードサービスを活用する

自分で応急処置ができない場合はロードサービスを活用し、救援隊に処置をしてもらいます。JAFか加入している保険会社のサービスを利用するのが一般的です。これらのサービスに未加入でも、料金を支払えばJAFのサービスを利用できるので安心してください。

 

JAFのロードサービスについて詳しくは→「JAF ロードサービスの料金を調べる

 

自分で応急処置をする

車に修理キットやスペアタイヤを積んでいる場合は、自分で応急処置ができます

 

修理キットとは、タイヤに開いた穴を一時的にふさぐためのアイテムです。トランクルームの側面や底面に備え付けられていることが多く、「補修液」「コンプレッサー」がセットになっています。この補修液をコンプレッサーから空気と一緒にタイヤ内部に送り込むことで、損傷部が一時的に保護されます。

 

使い方は車の取扱説明書に詳しく記載されています。以下の修理キット使用時の条件と合わせて、必ずチェックしておきましょう。

 

修理キット使用時の条件
  • 路面が平らで、固い場所に停車している
  • ギアがP(パーキング)になっている
  • エンジンが入っていない
  • ハザードランプが点灯している
  • 輪止めをしている

絶対にやってはいけないこと

タイヤがパンクしたときに「そのまま走行を続ける」「刺さった異物を抜くことは、走行に危険を及ぼし、タイヤの修復が難しくなるため絶対にやってはいけません

 

【NG】そのまま走行を続ける

パンクしているにも関わらず、応急処置をせずにそのまま走行を続けると、タイヤの空気は徐々に減り、安全に運転できなくなります。また、空気が減った状態で走り続けるとホイールに過度の負荷がかかり、変形してしまうことも。変形すると修復が難しく、タイヤを丸ごと交換しなければならない場合があります。

 

【NG】刺さった異物を抜く

タイヤに刺さったネジやくぎなどの異物を抜くと、穴が広がりより多くの空気が抜けてしまいます。また穴が広がったことで、修理キットが使えず応急処置できない場合も。大きなくぎが刺さっていたら、スペアタイヤに交換する、またはロードサービスに相談するなどして、無理に走行を続けないようにしましょう。

 

3.車のパンクの応急処置後にすべきこと

パンクの応急処置が完了したら、次はタイヤを完全に修復するための対応を行います。

 

パンクを修理するかタイヤ自体を交換する

応急処置とは別に、パンクの程度が軽い場合はパンクの修理を、修復が難しい場合はタイヤ自体の交換を行う必要があります。修理キットやスペアタイヤの活用はあくまで応急処置に過ぎません。

 

パンクの修理は「外面修理」か「内面修理」の2種類があります。外面修理はパンク穴の外側から補修材を塗って穴をふさぎます。一方、内面修理はタイヤをホイールから外してタイヤの内部からパンク穴の補修を行います。

 

ちなみに以下の場合は、修理が難しく、タイヤ自体の交換が必要となります。

 

修理ができずタイヤ交換をする例
  • タイヤの側面にキズがある
  • ゴムが劣化してヒビ割れが起こっている
  • 以前パンクを修理した箇所の近くにキズができた
  • 6mm以上のキズ
  • 同じタイヤで2箇所以上修理している

パンクの修理やタイヤ交換は、技術や設備が必要であるため、業者に依頼するのが良いでしょう。

 

依頼先はディーラーやガソリンスタンド、カーショップ

依頼先の業者は、ディーラーやガソリンスタンド、カーショップが挙げられます。応急処置後、これらの業者に修理してもらいましょう。

 

近くに馴染みの業者がない場合は、スマホやタブレットなどでガソリンスタンドやカーショップを検索します。業者が決まったら、電話で修理の対応が可能か確認しましょう。急な依頼だとすぐに修理してもらえない場合があるためです。

 

パンクの応急処置が完了したら、業者を調べて、修理を対応してもらえるか確認の連絡を入れましょう。

 

パンク修理にかかる費用と時間の相場

パンクの修理にかかる費用と時間は、タイヤの損傷の程度によって異なります。以下では、タイヤの外側から穴をふさぐ「外面修理」の費用と時間の相場をご紹介します。

 

費用は2,000円程度

費用の相場は1カ所あたり2,000円程度。外側から補修材を塗って穴をふさぐだけであるため、手間や修理に使う道具も少なく、費用も抑えられ気味といえます。

 

ちなみに、タイヤの内側から修理する「内面修理」の場合は、5,000円以上かかることもあります。

 

時間は15分程度

修理にかかる時間の相場は1カ所あたり15分程度。穴の位置が分かりづらいときは、30分以上かかる場合があります。

 

4.車のパンクの原因と防止策

車のタイヤがパンクすると、応急処置やパンクの修理、最悪の場合タイヤの交換をしなければなりません。

 

ここでは、パンクが起こる3つの原因と、パンクのリスクを下げるための日々の点検項目をご紹介します。

 

パンクの原因3つ

タイヤがパンクする原因は大きく3つあります。

 

異物が刺さる・障害物にぶつかる

タイヤは表面に異物が刺さったり、側面に障害物がぶつかったりすると、パンクする可能性があります。例えば、道路に落ちているくぎが刺さる、縁石で側面がこすれる、といった場合です。

 

タイヤの空気圧が低すぎる、高すぎる

タイヤの空気圧が低すぎる、または高すぎることが原因でパンクする場合があります。いずれの場合も、タイヤの接地面が偏って摩耗する「偏摩耗」が起こります。偏摩耗により、タイヤの表面の一部分が薄くなり、パンクにつながるキズが付きやすくなります。

 

タイヤのゴムが劣化している

ゴムが劣化するとタイヤの柔軟性が悪くなり、パンクを引き起こしやすくなります。劣化に伴い、タイヤがもろい状態になっており、ちょっとした破片でパンクしたり、バーストしたりする可能性があります。

 

タイヤ側面にひび割れがある場合は、ゴムの劣化が進んでいるため、早く交換するのが良いでしょう。一般的に、交換の目安は4~5年程度が推奨されています。

 

パンクのリスクが減るタイヤの点検項目4つ

タイヤの状態が適正であれば、パンクのリスクは減ります。ここでは、タイヤの状態を把握するための4つの点検項目をご紹介します。

 

ひび割れ

タイヤの表面や側面にひび割れがないか、目視で確認しましょう。ゴムの劣化が進むと現れます。継続して使用できるか判断するのが難しい場合は、車を購入したディーラーや馴染みのガソリンスタンドのスタッフに見てもらうと良いでしょう。

 

摩耗の状況

タイヤ表面が部分的にツルツルになっていないかを目視で確認しましょう。もし、部分的に凹凸がなくなっていたら、それは「偏摩耗」の状態です。タイヤ交換を検討しましょう。

 

四輪の摩耗の状況が合っていない場合は、「ローテーション」により摩耗の度合いを均一に近づけられます。ローテーションとは、タイヤの装着位置を組み替えることで特定のタイヤだけが摩耗することを防ぐ方法です。偏摩耗に気付いたら、ディーラーやガソリンスタンドでやってもらえないか問い合わせてみましょう。

 

溝の深さ

スリップサインが表れていないかを目視で確認しましょう。スリップサインとは、タイヤの溝の深さが1.6mmを下回ったときに表れるサインです。法律でタイヤの溝の深さは、1.6mm以上と定められており、スリップサインが表れたらタイヤの交換時期といえます。

 

スリップサインの見方について詳しくは→「車の整備、どこまで自分でできる?長持ちさせるメンテナンスとは

 

空気圧

タイヤの空気圧を1カ月に1回ペースで確認・調整しましょう。車ごとに設定された適正な値より、低すぎても高すぎてもタイヤに悪影響が及びます。

 

空気圧の確認・調整方法について詳しくは→「【初心者向け】ガソリンスタンドで空気圧を点検できる? 頼み方・頻度も

 

5.まとめ

車の走行中に乗り心地やハンドル操作に違和感を持ったら、まずは落ち着いて安全な場所に停車しましょう。パンクしていたら、ロードサービスを活用するか自分で応急処置を行います。応急処置の後は、しっかりパンクを修理して走行するようにしましょう。

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