よく乗る人も、
そうでない人も、
集える場に。

2020.03.27

ライフスタイル

車の維持費は年間いくらかかる?【車種別比較シミュレーション】

車を持っていると、悩みの一つとして挙げられるのが維持費の問題。税金や保険、燃料、駐車場など、支払う金額はどれも少ないとは言えず、できるだけ減らしたい方が多いのではないでしょうか。 この記事では、車種による維持費の違いを比較し、維持費の内訳や節約術について解説しています。維持費の仕組みを理解して、車にかけている費用を見直してみましょう!

2020.03.27

1.車の維持費はいくらかかる?【車種別シミュレーション】

車の維持費はいくらかかるのでしょうか? 車の維持費の内訳と合わせてご紹介します。

 

月々の維持費平均は12,400円

ソニー損保の2019年調査データによると、車の1カ月の維持費は平均で12,400円でした。ただし、この費用は保険、燃料、駐車場、修理に関する費用で、自動車税・軽自動車税などの税金や車の購入費用(ローン)は含みません。

 

※参考:ソニー損保「2019年 全国カーライフ実態調査

 

同調査によると、年間の走行距離で最も多かった回答は3,000km超5,000km以下(31.4%)でした。次の表では、年間の走行距離が3,000km超5,000以下(近所への買い物などで利用)の方をモデルとして、車種別に維持費のシミュレーションを行っています。

 

車の維持費比較表【軽・コンパクト・ミニバン】

車種によって税金や車検、保険料などが異なるため、合計の維持費も車種によって変動します。軽自動車、コンパクトカー、ミニバンの3車種の場合、維持費はどれくらい変わるのでしょうか。

 

なお、2年に1回支払いが発生する車検関連の費用を含めるため、2年間分の維持費合計を算出しています。

 

  軽自動車 コンパクトカー
(1.5L)
ミニバン
(2.0L)
税金

28,200円

85,600円

104,800円

点検・整備

88,400円

90,400円

102,200円

燃料・駐車場

550,000円

550,000円

620,000円

任意保険

65,320円

74,900円

82,600円

車購入費用
(ローン)

648,100円

734,400円

1,295,000円

合計
(2年間分)

1,380,020円

1,535,300円

2,204,600円

合計(1年あたり)

690,010円

767,650円

1,102,300円

合計
(1カ月あたり)

57,500円

63,970円

91,858円

※シミュレーション条件

燃費(軽自動車:20km/L、コンパクトカー:20km/L、ミニバン:10km/L)

燃料代:140円/L

駐車場代:20,000円/月

年間走行距離:5,000km

保険加入者:31歳、12等級、車両保険あり

車両購入費:軽自動車:150万円、コンパクトカー:170万円、ミニバン:300万円(5年ローン、ボーナス年2回払い)

 

車の維持費の内訳

車の維持費はどういった要素で構成されているのでしょうか? 以下でそれぞれの内訳について解説します。

 

自動車税・軽自動車税

自動車税・軽自動車税は1年に1回、車の所有者に対してかかる税金です。税額は車の総排気量によって異なり、排気量が大きくなるにつれて税額も高くなります

 

自動車税と軽自動車税は、どちらも4月1日時点で車を所有していることが課税される条件となります。ただし、4月2日以降に車を新規登録した場合、自動車税は翌月5月分から課税されますが、軽自動車税は翌年の4月1日まで課税されません。

 

※自動車税・軽自動車税について詳しくは→「車の税金はいくら? 税金の種類や減税についても解説【税額一覧】

 

自動車重量税

自動車重量税は「車を新しく購入したとき」と「車検を受けるとき」に支払う税金です。自動車税・軽自動車税と同様に、車を所有している人にかかります。税額は車体の総重量によって異なり、車体が重くなるにつれて税額も高くなります

 

※自動車重量税について詳しくは→「車の税金はいくら? 税金の種類や減税についても解説【税額一覧】

 

12ヶ月点検と24ヶ月点検

12ヶ月点検と24ヶ月点検は車が故障するのを防ぐために定期的に受けなければならない点検です。道路運送車両法により、車の所有者には点検を受けることが義務付けられています。点検はディーラーやガソリンスタンドに依頼して行うのが一般的です。

 

12ヶ月点検は車検から1年後に、24ヶ月点検は車検から2年後に受ける点検で、それぞれ点検内容は異なります。24ヶ月点検と車検は同じタイミングで行われることが多く、一つの点検として混同されやすいですが、点検内容や目的が異なり全く別物です。

 

※12ヶ月点検について詳しくは→「【車のトラブル】定期点検の期間が過ぎた……対処法や業者別の比較も

 

 

自賠責保険

自賠責保険は、交通事故を起こしたときに被害者に支払う賠償金を補填するための保険です。賠償額が多額になることから、自動車1台ごとに加入が義務付けられています。

 

自賠責保険は加入期間や車種(自家用自動車・軽自動車・軽二輪・原動機付自転車)によって保険料が異なります。加入期間は次の車検までの期間に合わせることが多く、新車購入時に3年、初回の車検以降は2年ずつ加入するのが一般的です。

 

車検

車検は車が安全、環境の基準を満たしていることを証明する検査です。新車であれば購入時から3年後、初回の車検以降は2年ごとに検査を受けることが義務付けられています。

 

車検はディーラーや民間整備工場、ガソリンスタンドに依頼して実施するケースが一般的です。費用は車検の法定費用に加えて、24ヶ月点検の費用や車検業者の手数料などが合算されて請求されます。

 

※車検について詳しくは→「初めてでも安心】車検のやり方ガイド 用意する書類は?費用比較も

 

整備

車の部品は使用頻度や期間に応じて劣化するため、定期的に部品の交換や修理が必要です。交換・修理が必要な部品は、以下のものが代表的です。

 

2年以内に行うことが多い点検・整備
  • エンジンオイル点検・交換
  • オイルフィルター交換
  • エアコンフィルター交換
  • ワイパーゴム交換
  • ブレーキパッド交換
車検時に合わせて行うことが多い点検・整備
  • エンジン冷却水補充
  • ブレーキオイル交換
  • バッテリー交換
  • タイヤ交換

燃料代

燃料代は給油する量に応じて変わるため、車の使用頻度や走行距離、燃費性能によって変動する費用です。また、走行距離が同じでも燃費が悪くなる乗り方をしていると、燃料代が高くなります。

 

駐車場代

駐車場代は地域によって、金額の幅があります。1カ月あたり数千円〜数万円で、都心に近いほど金額は上がり、郊外になるほど安くなる傾向があります。

 

任意保険費用

任意保険とは、加入する義務がない保険を指します。自賠責保険は法律により加入が義務付けられていますが、その他の保険は加入義務がなく、民間の保険会社と必要に応じて契約するのが一般的です。

 

以下は、代表的な任意保険です。

 

  • 対人賠償保険
    交通事故により損害を負わせた相手の「人」に対して補償するための保険

  • 対物賠償保険
    交通事故により損害を与えた「物」に対して補償するための保険

  • 搭乗者損害保険
    契約自動車に乗っていた人が交通事故により被害を受けた場合に給付を受けられる保険

  • 人身傷害補償保険
    保険内容は「搭乗者損害保険」とほとんど同じで、給付される金額やタイミングが異なる

  • 自損事故保険
    相手の過失が全くない、相手がおらず単独の交通事故の場合に契約自動車に乗っていた人に対して給付される保険

  • 無保険車傷害保険
    交通事故を起こした相手が対人補償の任意保険に入っていない場合に契約自動車に乗っていた人に対して給付される保険

  • 車両保険
    契約自動車に関して損害があった場合に給付を受ける保険
    (保険会社によって補償の対象が異なる)

車購入費用(ローンの場合)

車をローンで購入した場合は、月々の支払いが発生します。返済期間や金利、ローン払いの有無などによって、月々の支払額は変動します。

 

2.車の維持費の節約方法4選

 

車の維持費を節約するには、税金、燃料、保険、点検・整備などの費用を見直す必要があります。ここでは、車の維持費を節約するための4つの方法をご紹介します。

 

車を3つのポイントで選ぶ|税金・燃料・保険

車の維持費を節約するためには、「税金」「燃料」「保険」の3つの費用が安くなる車選びをすることが重要です。この3つの費用は、車の排気量や重量、燃費など、車の種類や性能によって変動します。

 

  • 税金
    排気量が少ない車ほど、また重量が軽いほど税金が安くなります。

  • 燃料
    燃費が良いほど燃料代を節約できます。また、電気・ハイブリッド車もガソリン車に比べると燃料代が安くなります。

  • 保険
    保険金が発生する可能性が少ない車ほど、保険料が安くなります。例えば、コンパクトカーはスポーツカーに比べて事故率や損害額が少ないため、保険料も安い傾向があります。

任意保険のプランを見直す

車をすぐに買い換えられない場合は、任意保険のプランを見直すのがおすすめです。任意保険は、保険会社によって補償内容や保険料が異なるため、他社への切り替えや契約内容を見直すことで保険料が安くなる場合があります。保険料は、契約車に対して運転する人を限定したり、特定の年齢範囲の保険に変更したりすることで、費用を抑えることができます。

 

ただし、保険料の安さだけで保険を選んでしまうと、大きな事故が起こったときに十分な補償が受けられません。希望する補償条件と保険料のバランスをよく考えて、複数社の保険プランから自分に合ったものを検討しましょう。

 

点検・整備など月々かかる費用を抑える

維持費の節約には、日々の運転の仕方やこまめなメンテナンスなど、車の使い方に注意を払うことで月々かかる費用を抑えることも含まれます。

 

燃料代節約の一例
  • 急発進や急停止など安定性に欠けた走行を控える

  • エアコンの使用頻度を減らす

  • 車の重量をできるだけ軽くする(不要な荷物を積まない)

  • タイヤの空気圧を適正に保つ

 

整備費用の節約の一例
  • 部品の異常がないかこまめにチェックし大きな故障を未然に防ぐ

  • 業者に依頼せずに自分で整備する

 

その他
  • ガソリンスタンドの会員特典を利用する(燃料代のポイント還元、燃料代の割引)

「車を持つ」以外の選択肢を検討する

車を持たず、必要に応じてレンタカーやカーシェアサービスを利用すれば、車にかかる固定費をまるごと減らすことができます。サービスの利用料には車にかかる税金や保険、点検・整備の費用が含まれますが、利用時間単位に分散されるため、自分で車を所有するよりも負担が軽減されます。

 

車の使用頻度が少ない場合は、あえて車を持たないという選択肢も検討してみましょう。

 

ENEOSのレンタカーサービスについて詳しくは→「サービスステーションのレンタカー

 

3.まとめ

車にかかる月々の費用は、平均で12,400円という調査結果が出ています。ただし、維持費は車を使用する頻度や走行距離、車種によっても大きく変動します。

 

維持費を抑えるためには、内訳を把握した上で、車の使用目的や頻度に合った車選びや保険内容の見直しなどを行うことが重要です。

あわせて読みたい


関連記事