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2020.03.27

お悩み解決

車のバッテリーが上がったときの対処法は? 原因や防止策、寿命も!

急に訪れる「車のエンジンがかからない……」というトラブル。そういったときは、車のバッテリー上がりを疑いましょう。バッテリーが上がるとエンジンやライトから空調やオーディオまで全て停止してしまいます。 この記事では、車のバッテリー上がりの対処法やバッテリーが上がる仕組み、防止策を解説します。今バッテリーが上がっていてお困りの方は1章の対処法を、今後が心配な方は2章以降のバッテリー上がりの仕組みや防止策を参考にしてください。

2020.03.27

1.車のバッテリーが上がったときの対処法4つ

車のバッテリーが上がったときの対処法は次の4つです。

 

なお、この記事でご紹介する対処法はガソリン車を想定しています。

 

ロードサービスを活用する

車のバッテリーが上がったときに、自力で対処するのが難しい方はロードサービスを活用するのが良いでしょう。整備のプロが車のある場所までかけつけて処置をしてくれるため安心です。

 

ロードサービスは会員向けに提供されるサービスですが、会員ではなくても料金を支払えばサービスを受けられます。バッテリー上がりの処置の相場は、10,000円~15,000円前後です。ただし、利用する時間帯や場所によって料金が異なるため、目安としてください。

 

ロードサービスを利用するときの流れは次のとおりです。

 

ロードサービスの提供会社へ連絡

ロードサービスの提供会社で救援部隊の手配が行われる

待機場所に救援部隊が到着

救援部隊によりバッテリー上がりの処置が施される

バッテリーの充電が完了

非会員の場合は料金を支払う

ロードサービスの提供会社へ連絡する前に、会員情報(非会員の場合は住所・氏名など)現在位置、トラブルの状況などを、正確に伝えられるように整理しておきましょう。

 

他の車の電気を分けてもらう

車のバッテリー上がりは、他の車のバッテリーから電気を分けてもらうことで解消されます。ただし、他の車から電気を分けてもらうには次の条件を満たしている必要があります。

 

・電気を分けてくれる車がいる(電圧が同じ車)

・自分の車と電気を分けてくれる車をつなぐ専用ケーブルが必要

 

条件を満たしていれば、専用ケーブルを使って次の手順で対処できます。

 

 

  1. 「バッテリーが上がった車」(故障車)と「電気を分けてもらう車」(救援車)をケーブルが届く位置に停車させ、エンジンを切る
  2. 赤いケーブルのクリップで故障車のバッテリーのプラス端子を挟む
  3. 2の反対側のクリップで救援車のバッテリーのプラス端子を挟む
  4. 黒いケーブルのクリップで救援車のマイナス端子を挟む
  5. 4の反対側のクリップで故障車のエンジンの金属部分を挟む
  6. 救援車のエンジンをかける
  7. 故障車のエンジンをかける
  8. 故障車のエンジンが始動したら、ケーブルを取り付けた反対の順番で外す

この方法の注意点は、手順を間違えると車の故障につながることです。実施する場合は慎重に行いましょう。

 

電気自動車やハイブリッドカーは救援車にならない

もう一つ注意しておきたいのは、ガソリン車は電気自動車やハイブリッドカーから電気を分けてもらうことができない点です。なぜなら、ガソリン車と電気自動車・ハイブリッドカーでは、バッテリーの構造や種類が異なるためです。

 

電気自動車・ハイブリッドカーは、モーター駆動用と補機類用の2種類のバッテリーを搭載しています。モーター駆動用バッテリーはガソリン車よりも電圧が高いため電気を分けられません。一方、補機類用バッテリーはガソリン車と同じく電圧が12Vのものが一般的です。しかし、ガソリン車と補機類用のバッテリーをつないだ状態でガソリン車のエンジンをかけると大電流が流れて車が故障するため、電気を分けられません。

 

携帯用のバッテリーから電気を供給する

携帯用のバッテリー(ジャンピングスターター)から電気を供給することで、電気を分けてもらう車がいなくても自分だけでバッテリー上がりに対処できます。電気の供給方法はシンプルで、基本的にはバッテリーとジャンピングスターターをケーブルで接続するだけです。

 

ジャンピングスターターの価格相場は1万円前後です。購入する際は、自分の車の電圧にあった機種を選びましょう。

 

電気を供給する手順は以下のとおりです。ただし、ジャンピングスターターの機種によって手順や方法が異なる場合があるため、使用前には必ず取扱説明書を確認してください

 

  1. バッテリーが上がった車(故障車)のエンジンを切る
  2. 赤いケーブルのクリップで故障車のバッテリーのプラス端子を挟む
  3. 黒いケーブルのクリップで故障車のマイナス端子を挟む
  4. 2と3で接続したケーブルの根元をジャンピングスターターに差し込み充電開始
  5. 充電がある程度できたら故障車のエンジンをかける
  6. エンジンがかかったら、ケーブルを取り付けた反対の順番で外す

バッテリーを交換する

新しいバッテリーに交換する方法もあります。ただし、自分で行う場合は、新しいバッテリーを用意し、バッテリーの取り外し、取り付けをしなければならず、慣れない方にはハードルが高いかもしれません。

 

充電してもなお、バッテリーの調子が悪い場合は、自走できる内にディーラーやガソリンスタンドに行ってバッテリーを交換してもらうのが良いでしょう

 

2.車のバッテリーが上がる、はどういう状況?

「車のバッテリーが上がる」とは、どういった状況を指すのでしょうか。バッテリー上がりの具体的な症状や、似ているけれども実はバッテリー上がりではない事例についても解説します。

 

バッテリーの充電が不足した状態

「車のバッテリーが上がる」とは、バッテリーの充電が不十分であるために、車を使用する上でさまざま障害が発生する状態を指します。バッテリー上がりは、車を動かすために必要な電力量がバッテリーに蓄電されていた電力量よりも上回ったときに起こります。

 

それでは、具体的にどういった症状が起こるのでしょうか。

 

車のバッテリー上がりの症状

車のバッテリーが上がったときは、以下の症状が起こります。

 

  • エンジンがかからない
    エンジンをかける操作をしても、エンジン内のモーターが回転する音がしない。

  • ヘッドライトやウインカー、室内灯が点灯しない
    車の電気全般が点灯しない。ランプだけでなく、ドアを開けたときに自動で点灯するはずの室内灯も点灯しない。

  • スピードメーターや窓、オーディオ、空調などが作動しない
    車内の電子機器類が作動しない。窓も手動で開閉するタイプでなければ操作できなくなる。

 

ただし、どれか一つでも当てはまらない場合は、原因がバッテリー上がりではない可能性が考えられます。

 

バッテリー上がりではない似た症状も

エンジンやランプ、電子機器の不具合はバッテリーが上がったときに起こる症状であるものの、原因がバッテリーではない場合があります。

 

エンジンがかからない場合に考えられる原因
  • エンジンのセルモーターが故障している
  • エンジンのオルタネーターが故障している
  • ガス欠になっている
  • バッテリーの端子が緩んでいる、外れている
  • シフトポジションがパーキングに入っていない
  • ハンドルロックがかかっている

 

ヘッドライトやウインカー、室内灯が点灯しない場合に考えられる原因
  • ライトが球切れしている
  • ヒューズが切れている
  • 電気配線が接触不良になっている

 

スピードメーター、窓、オーディオ、空調が作動しない場合に考えられる原因
  • 部品自体が故障している
  • 関連部品に異常がある
  • 電気配線が接触不良になっている

バッテリー上がりと判断する前に、まずは症状の原因がバッテリー以外にないか調べてみましょう。エンジンがかからない場合は、ガス欠ではないか、シフトポジションがパーキングに入っているかなど、すぐに自分で確認できることがあります。

 

自分で対処することが難しい場合は、症状を整理してロードサービスに救援を依頼するのが良いでしょう。

 

バッテリー上がりは自然回復しない

車のバッテリー上がりは、その状態のまま放置していても自然に回復しません。車のバッテリーは走行時に電気が蓄電されるため、バッテリーが上がった状態では走行できず蓄電もされないからです。

 

また、バッテリー上がりの状態で放置された車は、ドアキーの操作がきかなくなる可能性があります。場合によっては車内に入れなくなるため、バッテリー上がりに気付いたらすぐに対処をしましょう

 

3.車のバッテリー上がりの原因と防止策

車のバッテリーが上がる原因は、バッテリーの充電不足です。では、バッテリーの充電不足はどういった状況で起こるのでしょうか。防止方法と併せて解説します。

 

 

車を動かす頻度が少ない

使用頻度が少ない車は蓄電される電気量が少なく、バッテリー上がりが起きやすいといえます。また、車を動かしていなくても自然に放電されるため、いずれバッテリーが上がります。

 

防止策

蓄電するために、週に1回、50~60km/hで20~30分程度を目安に走行しましょう。

スピードが遅すぎる、走行時間が短すぎる場合、蓄電が十分に行われない可能性があります。

ちなみに、車はエンジンをかけるときに多くの電力を消費するため、使用頻度が高くても1回あたりの走行距離が少なければバッテリー上がりのリスクはかえって高まります

 

ライトを点けっぱなしにして放置している

ヘッドライトやスモールランプなどの車のライトの点けっぱなし、消し忘れもバッテリー上がりの原因の一つです。エンジンがかかっていないときのライトの点けっぱなしは、蓄電されずに電力が消費されるだけの状態です。

 

防止策

停車・駐車する場合は、ライトの消灯を確認してからエンジンを切りましょう。

エンジンを切ってもライトが消えない車もあるため、エンジンを切る前に確認しておくと安心です。

半ドア状態で放置している

車のドアが完全に締まりきっていない「半ドア」は、そのままで放置されると室内灯が点きっぱなしになるため、バッテリー上がりの原因となります。半ドアの状態が数時間であれば、バッテリー上がりの可能性は少ないですが、長時間半ドアに気付かず放置しているとバッテリーが上がるリスクは高まります。

 

防止策

ドアがしっかりと閉まっているかを確認してから、車を離れましょう。

特に車を利用する頻度が少ない方は、半ドアによるバッテリー上がりに要注意です。

トランクの半ドアでもバッテリーが上がるケースがあります。半ドアによりランプが点くタイプの車の場合は注意が必要です。

 

バッテリーの寿命が近づいている

バッテリーが寿命を迎えると、バッテリー上がりが起こりやすくなります。バッテリーの寿命とは、劣化により全体の蓄電容量が減っているために車を走らせても適正な蓄電量が得られない状態を指します。バッテリーが寿命に達すると、バッテリー上がりを防ぐ方法はないため、新しいバッテリーに交換が必要です。

 

バッテリー交換の目安は、エンジンのかかりが悪い、ランプが暗いといった症状が出たときです。また、バッテリーの電圧が12Vを下回っていると、寿命が近いと考えて良いでしょう。

 

バッテリーの寿命は、一般的に2〜3年と考えられていますが、これはメーカーの保証期間であることが多く、車の使い方次第では3年以上経過しても交換しなくて良いケースがあります。車の状況に気を配りつつ、電圧をこまめに測定して適切なタイミングでバッテリー交換を行いましょう。

 

ENEOSのバッテリー交換サービスについて詳しくは→「Amazon.co.jpで購入したカー用品の交換・取付サービス

 

4.まとめ

車のバッテリーはエンジンを動かすための電気を貯める重要なパーツです。運転する頻度が少ないとバッテリーに電気が貯まらず、バッテリー上がりが起きてしまいます。バッテリー上がりを防ぐためには、1週間に30分程度、50km/h以上のスピードで走行することを心がけましょう。

 

実際にバッテリーが上がってしまった場合は、ロードサービスを活用したり、バッテリーとケーブルをつないで充電したりして対処しましょう。

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