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2021.12.13

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車両通行帯とは?走行時のルールや罰則、トンネルでのトラブルも解説

車両通行帯という言葉を耳にしたことがあっても、車両通行帯の意味や車両通行帯のある道路とない道路の違いが曖昧になっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、車両通行帯の意味や走行時の注意点、道路に引かれている線の種類について解説します。車両通行帯について再確認し、安全運転に役立ててください。

2021.12.13

1.車両通行帯とは

車両通行帯は、道路標示によって定められた道路の部分であり、一般的に車線とも呼ばれます。まずは、車両通行帯の意味や道路に書かれている線の種類について解説します。

 

2車線以上の車道における各レーンの呼称

車両通行帯とは、片側2車線以上の車道で、車が走行できる各レーンの呼称です。車両通行帯は、道路に引かれた白線や黄色線などの車線境界線で区切られています。ちなみに、片側1車線の道路には車両通行帯はありません。

 

車両通行帯

 

車両通行帯を走行するときのルールとして、車両は一番左側の車両通行帯を走行しなければならないと道路交通法第20条で規定されています。また、高速道路やバイパスなど、車両通行帯が3つ以上ある道路では、一番右側を空けておき、それ以外の車両通行帯が走行可能です。なお、車両通行帯のない道路では、道路の中央から左の部分を走行する必要があります。

 

*出典:e-GOV 法令検索|道路交通法|第二十条

 

図解|道路に引かれている線の種類

道路は以下の図のように線で区画されています。

 

道路に引かれている線の種類

 

道路は主に3種類の線が引かれており、それぞれ以下のような意味があります。

 

線の名称 意味
中央線(センターライン) 走行方向を区分するための線。
中央分離帯や植え込みも中央線と同じ役割がある。
車両境界線 片側2車線以上の道路のレーンを区切るための線。
車道外側線 路側帯や路肩と車道を区別するための線。

車道外側線は一番左側の車両通行帯の左端に引かれ、それより左側は路側帯や路肩を示す線です。路側帯とは、歩道が設けられていない道路に設けられた歩行者や軽車両が通行するためのスペースです。路肩は路側帯と混同されがちですが別物で、車道と歩道の間に設けられたスペースを指します。道路の外側の構造物の保護や非常時の停車スペースなどの役割があります。

 

名称 役割
路側帯 歩道が設けられていない道路に設けられた歩行者や自転車が通行するためのスペース。
路肩 車道と歩道の間に設けられたスペース。

 

2.車両通行帯がある道路の走行時の注意点と罰則

車両通行帯が設けられている道路を走行するときの注意点を2つ紹介します。車両通行帯走行時のルールを知らずに運転していると、違反点数の加点や反則金などの罰則となる可能性があります。

 

追い越し車線を空ける

1章で紹介したとおり、車両通行帯のある道路では、原則左側の車両通行帯を走行しなければならず、右側の車両通行帯を空ける必要があります。法律上は右側の車両通行帯を走行し続けると通行帯違反となり、違反点数1点、反則金6,000円の罰則を受けます。

 

ちなみに、右側の車両通行帯の走行が許可されるケースは、道路交通法第20条3項で追い越しをするときや右折するときなどに限定されています。

 

*出典:e-GOV 法令検索|道路交通法|第二十条 3

 

車線境界線の種類を確認する

車線境界線を確認せずに走行しているとルール違反になる可能性があります。

 

車両境界線の種類 意味
①白色・破線 車線変更・追い越しOK
②白色・実線 車線変更・追い越しOK
③黄色・実線 車線変更・追い越し禁止

 

車線境界線のルール

 

ちなみに、追い越しは前方車両に追いついたときに進路を変えてその車両の前に出る行為で、追い抜きは進路を変えずに前方車両の前に出る行為です。

 

走行時に特に注意しておきたい車線は黄色の実線です。車線変更に加え、追い越しにより黄色の実線をまたいだ場合、進路変更禁止違反として違反点数1点、反則金6,000円の罰則を受けます。ただし、前方に車両が停止している、道路が工事中などのやむを得ない場合は、黄色線を跨ぐことが可能です。

 

また、白色の実線であっても、交差点や道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、トンネル内などは車線変更と追い越しが道路交通法第30条で禁止されているので、走行時は注意してください。

 

*出典:e-GOV 法令検索|道路交通法|第三十条

 

【コラム】車両通行帯があるトンネルでは追い越しOK?

トンネル内の車線変更・追い越しは原則禁止されていますが、トンネル内が片側2車線以上ある場合は、進路変更や追い越しが可能です。ただし、追い越し禁止の標識や黄色の実線で区切られている場合は、車線変更と追い越しをしてはいけません。

 

▼追い越し禁止標識

追い越し禁止標識

 

▼進路変更禁止の規制表示

進路変更禁止の規制表示

 

▼黄色の車線境界線で区切られている

黄色の車線境界線で区切られている

 

3.まとめ

車両通行帯とは、片側2車線以上の車道で、車が走行できる各レーンの呼称です。車両通行帯やその他の道路に引かれている線について理解して運転することで、より安全に走行できます。車両通行帯の境界線の種類によっては、追い越し・車線変更が禁止されているため、走行時は注意してください。

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