よく乗る人も、
そうでない人も、
集える場に。

2021.12.13

お悩み解決

自動車税の納付書が届かないまま放置はNG!対処法やペナルティも解説

車を持っていると毎年かかるのが自動車税。多くの都道府県では5月上旬頃に納税通知書が届き、5月中に納付を済ませなければなりません。しかし、5月の中旬になってもまだ届かない…という人も。届かないまま放置しておくと滞納扱いとなり、さまざまなペナルティや制限を受ける可能性があります。この記事では、自動車税の納税通知書が届かない原因や対処法について解説します。また、よくある疑問として挙がる「自動車税の納付方法」や「滞納してしまったときの影響」「支払い期限を過ぎてしまったときの納付方法」についても回答しています。

2021.12.13

1.自動車税の納税通知書が届かない場合はどうする?

自動車税は4月1日時点で自動車を所有している人に対して課税されます。納税通知書が届くタイミングは都道府県によって異なりますが、概ね5月上旬です。届かないからといってそのまま放置していると、納付期限が過ぎて滞納扱いとされる可能性があります。

 

まずは、納税通知書が届かない場合の対処法や届かない原因について解説します。

 

自動車税事務所・コールセンターに問い合わせる

自動車税の納税通知書が届いていない場合は、ナンバープレートに記載されているエリアを管轄する自動車税事務所や自動車税コールセンターに問い合わせて状況を確認してみましょう。自動車税コールセンターとは、一部の都道府県で設けられている自動車税に関する問い合わせ窓口です。納税通知書の送付先や送付状況、納税の状況などを確認することができます。自動車税コールセンターが設置されていない場合は、自動車税事務所への問い合わせで同様に確認できます。

 

自動車税の納税通知書が届いていない場合の対処法は、まず現在の状況や届かない原因を確認することです。問い合わせ先は、都道府県や運輸支局のホームページから調べられます。

 

自動車税の納税通知書が届かない原因

自動車税が届かない原因として、車検証の登録において何らかの問題が発生している可能性があります。その中でも原因として多い「引っ越し後の車検証の住所変更漏れ」「車検切れ」についてそれぞれ見ていきましょう。

 

引っ越し後に車検証の住所変更が漏れている

引っ越し後に車検証の住所変更が漏れていると、自動車税の納税通知書が引っ越し前の住所に送付されている可能性があります。本来、納税通知書は車検証に登録されている住所に送られます。車検証に登録されている住所を切り替えるためには、管轄する運輸支局で住所変更手続きが必要です。住民票を新住所に変更しただけでは車検証上の住所が切り替わらない点に注意しましょう。

 

納税通知書が届かない原因が車検証の住所変更漏れである場合は、一時的な対応として新住所に納税通知書を送りなおしてもらうことができます。まず納付を終わらせ、その後で別途車検証の住所変更を行ってください。なお、車検証の住所変更が漏れていた場合でも、郵便物の転送サービスが適用されて新住所に無事届く場合もあります。車検証の住所変更の流れについては「【コラム】車検証の住所変更はどうやる?」でご紹介します。

 

車検が切れている

一部の都道府県においては、4月1日時点で車検が切れている場合に自動車税の課税を保留扱いとして納税通知書を送付しないケースがあります。このケースは、請求が保留となっているだけで自動車税の納税義務自体が消滅したわけではありません。車検切れの状態から更新するときには、保留期間分の納税額の支払いを求められます

 

自動車税の課税を保留する制度は、都道府県によって適用有無が異なります。こちらについても、まずは管轄する自動車税事務所や自動車税コールセンターに問い合わせて、自動車税の取り扱いについて確認しましょう。

 

【コラム】車検証の住所変更はどうやる?

車検証の住所変更のやり方は、自分で手続きするケースとディーラーやカー用品店、行政書士などに手続きを代行してもらうケースの大きく2つのパターンです。自分で手続きする場合は、管轄する運輸支局に出向いて書類を窓口に提出する方法「自動車保有関係手続のワンストップ・サービス(OSS)」というオンラインシステムを利用する方法があります。

 

住所変更により運輸支局の管轄が変わる場合は、ナンバープレートの変更が必要となり自動車を運輸支局に持ち込まねばならず、窓口での手続きが一般的です。管轄が変わらない場合は、書類の手続きのみで完了するため、オンラインシステムのみで変更手続きが可能です。ちなみに、2022年4月1日からは運輸支局の管轄が変わる住所変更において、オンラインでの申請手続きを簡略化する運用が予定されています。これにより、管轄が変わってもナンバープレートの交換について次の車検まで猶予されることになり、引っ越し直後に運輸支局に出向く必要がなくなります。

 

なお、車検証の住所が変更になる場合は、道路運送車両法*によって15日以内に手続きしなければならないと定められています。放置していると法律違反となり、さらに万が一事故を起こした場合に自賠責保険が適用できない可能性もあります。引っ越しするときは、車検証の住所変更の手続きを忘れないようにしましょう。

 

*出典:e-Gov法令検索|道路運送車両法 第12条

 

2.自動車税納付に関するよくある疑問

次に、自動車税の納付に関するよくある疑問を3つご紹介し、それぞれの疑問にお答えします。

 

Q.納付方法はどんな種類がある?

A.現金、インターネットバンキング、クレジットなどから選べる

ただし、支払い方法は都道府県ごとに決められており、一部対応していないものもあります。下記は自動車税の支払い方法の一例です。

 

▼よくある支払い方法

  • 窓口(現金)
  • 金融機関(現金)
  • コンビニ(現金)
  • 市役所(現金)
  • 支払い専用サイト(クレジット)
  • ペイジー(現金、インターネットバンキング)

ペイジーとは、パソコンやスマホ、ATMから支払いできるサービスです。ペイジーマークが記されている納付書において利用可能です。

 

なお、クレジットカードで支払う場合は、納税証明書の発効までに2~3週間かかることがあります。納付からすぐに納税証明書を必要とする場合は、ほかの支払い方法を検討してみてください。納税証明書が必要となるケースは次の「Q.自動車税が未納の場合にどんな影響がある?」でご紹介しています。

 

Q.自動車税が未納の場合にどんな影響がある?

A.車検を受けられない、延滞金が発生する、などのペナルティや制限を受ける

■影響1:車検を受けられない

自動車税が未納のままだと車検を受けることができません。通常、車検を受けるためには、運輸支局で自動車税の納税確認が必要となります。特に、自動車税の納付期限と車検の有効期限が近い方は、納付漏れに注意しましょう。なお、5月から6月上旬にかけて車検の有効期限を迎える場合は、前年度の納付をもって車検を受けられるケースがあります。詳しくは、所轄の運輸支局などに確認してみてください。

 

■影響2:延滞金が発生する
また、自動車税を期日までに納付していない場合、未納期間に応じて延滞金の税率が追加されます。延滞金が発生するタイミングは支払い期日の翌日からで、多くの都道府県では6月1日以降から延滞金が発生します。

 

延滞により追加される税率は毎年11月末までに決められます。2021年1月から2021年12月までの期間においては、支払い期日の翌日から1か月以内は2.5%、支払い期日の翌日から1か月超えになると8.8%です。下記は延滞金の計算式です。

 

▼計算式
延滞金=(当初の自動車税額×最初の1か月の日数×1か月以内の税率÷365日)+(当初の自動車税額×1か月超え分の日数×1か月超えの税率÷365日)

自動車税が5万円で2か月延滞した場合の延滞金の算出方法を見てみましょう。

 

<計算例>
自動車税が5万円で、2か月延滞した場合
(50,000円×30日×2.5%÷365日)+(50,000円×31日×8.8%÷365日)=476円

なお、延滞金が1,000円を下回る場合は切り捨てとなり、延滞金の支払いは不要となります。ただし、支払い期日から20日以内に納付できない場合は、法律上財産を差し押さえても良いとされており、延滞金が発生しないからといって未納のままにするのはNGです。

 

■影響3:車を売却できない
自動車を中古車店や買取店に売却するときは一般的に自動車税の納税証明書の提出を求められ、自動車税を未納の場合は買い取ってもらえません。なお、5月から6月にかけて売却を検討している場合は、納税証明書の発効が間に合わない可能性があります。そういったケースでは事前に業者に売却の手続きについて相談することで、柔軟に対応してもらえる場合もあります。

 

Q.納付期限が過ぎていた場合の支払い方法は?

A.自動車税事務所であれば基本的に納付可能

自動車税の納付期限が過ぎてしまった場合は、支払い方法が自動車税事務所の窓口のみになる、といったように選択肢が狭まる可能性があります。クレジットカード払いや金融機関での支払いができる場合もありますが、コンビニ払いは不可となるケースが一般的です。都道府県ごとに期限後に対応している支払い方法が異なるため、気になる方は管轄の自動車税事務所に対応している支払い方法を確認してみましょう。

 

3.まとめ

自動車税の納税通知書が届かない場合は、まず現住所を管轄する自動車税コールセンターに問い合わせてみてください。届かない原因として多いものは、引っ越し時に車検証の住所変更が漏れていた、車検が切れていた、といったケースです。届かないからといって放置していると滞納することになり、さまざまなペナルティや制限を受けることになるので必ず状況を確認し、納付するようにしましょう。

あわせて読みたい


関連記事