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2020.01.30

カーケア

車の整備、どこまで自分でできる?長持ちさせるメンテナンスとは

毎日の通勤・通学や週末のお買い物に出かけたとき、車の調子が気になったことはありませんか? ちょっとした不調に自分で気づくことができれば、予防やトラブル時の早めの対処で車のコンディションを保ち、良い状態で長く乗り続けられるでしょう。この記事では、自分で簡単にできるチェックやメンテナンスと、プロに依頼すべき整備をそれぞれご紹介します。

2020.01.30

1.車の整備はどこまでDIYでできる?

自分の車を整備するだけなら制約はない

実は、商売としてではなく自分の車を整備するだけなら、禁止や制約は特にありません。道路運送車両法では点検や整備をユーザーに義務づけており、それにはマイカーを運転する一般ユーザーも含まれています。つまり、車に乗る人は「点検や整備をしなければならない」というのが原則です。

 

タクシーやバス、トラックなど、事業として車を運転する場合は基準が厳しく、頻度や項目がマイカーのユーザーとは異なります。

 

日頃のチェックが基本

普段行う車のチェックを「日常点検整備」といい、マイカーの場合はタイミングや頻度の指定はなく、いつでも必要なときに実施します。走行状態に変化を感じたときはもちろん、走行距離や期間など自分のタイミングを決め、長期間放置しないよう気をつけましょう。国土交通省が日常点検整備のチェックシートを公開していますので、参考にしてください。

 

 

※出典:国土交通省「日常点検項目チェックシート

 

なお、年単位では決まった項目のチェックを行う「定期点検整備」があります。これも自分で行うことができますが、確認ポイントが多く技術も必要なため給油も点検も可能なガソリンスタンドなどのサービスを利用するのが無難です。

 

※定期点検整備のタイミングについて詳しくは→【車のトラブル】定期点検の期間が過ぎた……対処法や業者別の比較も

 

異常に気づいたら無理せず専門店に任せよう

このように、自分で車の整備をしても法的には問題ありませんが、故障の場所や程度によっては安全に関わるため、自己流で対処せず専門店に頼るようにしましょう。普段の点検では早く異常に気づき、深刻な状態になる前にプロに相談できることが理想です。

 

国家資格整備士が常駐しているガソリンスタンドでは、車のちょっとした相談から無料安全点検、本格的な整備まで対応可能です。普段から気軽に寄ることができるガソリンスタンドを選んでおくと、いざというときも安心です。

 

2.車を長持ちさせるメンテナンス【DIY】

ここからは、自分でできる日頃のメンテナンスと、サービスを活用するのがおすすめのメンテナンスを分けてご紹介します。

 

まずはDIYでできるメンテナンス7つのやり方を説明します。いずれの場合も取扱説明書などをしっかり確認し、安全を確保した上で行ってください。

 

洗車

バケツやカーシャンプー、スポンジ、ホース、拭き取り用のクロスなどを準備し、泥や油性の汚れが多いタイヤ・ホイールから洗い始めます。水洗いで目立つ汚れを落とした後、カーシャンプーをつけたスポンジで細かい部分を洗います。すすぎ残しはタイヤの劣化につながるため、泡がついたまま放置することは避けましょう。

 

タイヤ周りが完了したら、ボディやウィンドウを洗います。まずは上から下に水洗いをして汚れを落とし、カーシャンプーを泡立ててスポンジで洗っていきます。水ですすいだら、乾いたときに水滴の跡がつかないよう吸水力のあるクロスで拭き取りましょう

※洗車のやり方について詳しくは→【初心者向け】洗車のやり方を解説 あなたは洗車機派?手洗い派?

 

タイヤの溝のチェック・交換

道路を走行しているとタイヤは摩擦ですり減ってしまうため、定期的なチェックと交換が欠かせません。

 

道路を走るためにはタイヤの溝が1.6mm以上残っていなければなりません。この目印となるのが「スリップサイン」という溝の中にある立体の部分で、すり減ってくると表面に出てきます。タイヤの側面にスリップサインの位置を示す三角のマークがありますので、こまめにチェックするようにしましょう。

 

スリップサインが出ていたら、タイヤを交換する必要があります。自分でやる場合はレンチ、ジャッキ、輪止めを用意し、平らなコンクリート舗装の場所で作業します。交換するタイヤの対角にあるタイヤに輪止めを設置し、サイドブレーキをかけて安全を確保し、作業に入りましょう。

 

 

準備ができたらレンチでホイールナットを少し緩め、その後ジャッキで車体を持ち上げます。タイヤの近くにあるジャッキアップポイント(ジャッキをあてる場所)にジャッキをかみ合わせ、タイヤが地面から数cm離れる程度に持ち上げましょう。ホイールナットを完全に緩めタイヤを外し、新しいタイヤを取り付けます。ホイールナットを仮締めして車体を降ろしたら、規定の強さ(トルク)までしっかり締めましょう。

 

ワイパーのチェック・交換

ワイパー本体やゴムが劣化してくると、雨水などをしっかり拭き取れず視界が悪くなってしまいます。ワイパーの交換目安は年に一度ですが、拭き残しが増えてきたなど気になることがあれば、なるべく早く交換しましょう。

 

 

ワイパーのゴム部分をチェックし、固くなっていたりひび割れを見つけたりしたら、ゴムを交換します。ワイパーを取り付けたまま行えますので、初心者でも比較的取り組みやすい作業です。ストッパーがあれば外し、ゴムの部分を引き抜きます。ゴムの形状をガラス面にフィットさせるための金属棒(バーティブラ)が入っていますので、ケガをしないように気をつけましょう。新しいゴムにバーティブラを取り付け、元のようにワイパーにセットして完了です。

 

ワイパーブレードにゆがみがあるような場合は、ブレードごと交換します。ブレードはゴムがセットされた状態で売られていることが多いので、古くなったものを外し、新しい方を元のように取り付ければ問題ありません。

 

ブレードやゴムの種類が合っているか分からなかったり、うまく取り替えられるか不安だったりする場合は、カー用品店やガソリンスタンドを活用してみてもいいでしょう。

 

ヘッドライトのチェック・交換

車に乗っているとヘッドライトが切れていてもなかなか気づきにくいですが、夜間の点灯は義務であり、早急な対応が必要です。夜に車を駐車したときに、時々消灯する前に一旦車を降りて確認したり、同乗者や家族に確認してもらったりしましょう。ヘッドライトの種類により高額なものもありますが、ガソリンスタンドではAmazonで購入したライトを持ち込み可能なため、費用を抑えつつ安心してヘッドライト交換ができます。

 

自分で行う場合は、ボンネットを開けてヘッドライトにつながっているコード、防水用ゴム、固定用の針金を外し、新しいライトに交換します。ライトを取り付けたら外した部品を元に戻します。

 

ウォッシャー液の補充

ワイパーでガラスを拭くだけでは足りないときに活躍するのがウォッシャー液です。よく使う方は、補充方法を覚えておいて損はないでしょう。

 

 

ボンネットを開け、ワイパーと吹き出る液の図が描いてあるフタがついたタンクを探します。フタを開け「FULL」や「MAX」の目盛りまでウォッシャー液を注ぎましょう。ノズルが付いていないタイプの商品の場合、じょうごを用意しておくと便利です。水道水を入れても故障はしませんが、冬場に凍結しやすくなるため、低温でも凍らないウォッシャー液を選ぶことをおすすめします

 

エアコンフィルターの交換

夏や冬に気づきやすいのが、エアコンの異臭です。カビやホコリがたまっていることが原因で、エアコン・フィルターを交換することで軽減・解消できます。エアコン・フィルターは4,000円程度(当社標準価格)、パッケージなどに使用可能なメーカー・車種が記載されていますので合っているものを選びましょう。

 

車のエアコンはグローブボックス(助手席側の小物入れのような場所)の奥などにあるため、グローブボックスを取り外してエアコンのカバーを開けてフィルターを取り出しましょう。グローブボックスはプラスチックや樹脂の部品で固定されているので、着脱時には力を入れすぎないよう注意が必要です。フィルターの汚れが軽度であれば清掃でも十分ですが、交換目安(1年に一度、または走行距離1万km)を過ぎていれば新品に取り替えましょう

 

エアコンの位置は車種によって異なるため、交換する際には取扱説明書を確認するようにしてください。

 

エンジンオイルのチェック

エンジンがスムーズに動くために必要なエンジンオイル。減り過ぎてしまうと潤滑油の働きが不十分になり、過熱や故障の原因となります。

 

 

自分でできるのは、エンジンオイルの量のチェックです。ボンネットを開け、エンジン付近にある輪っか状の取っ手がついているオイルレベルゲージを探します。オイルレベルゲージは数十cmの長さがあるため、取り出す際は少し引き抜いたらキッチンペーパーなどで挟み、そのままオイルを拭き取りながらすべて引き抜くと周囲を汚さずに扱えます。オイルレベルゲージを取り出し汚れを拭き取ったら、再度根本までしっかり差し込みましょう。そして再度引き抜くとオイルが付着していますので、オイルレベルゲージにある上限と下限の印の間に位置しているか確認します。下限より少なければ、お店でオイルの補充や交換を依頼しましょう。

 

 

運転直後はまだエンジンが熱いため、やけどの危険があります。正しい量を見るために水平な場所に駐車し、エンジン停止後15分以上経ってから作業するようにしてください。

 

3.お店に頼りたいメンテナンス

ここからは自分でやることが難しい、お店に頼りたいメンテナンスをご紹介します。

 

安全・快適な走行のためには日頃からの対策が欠かせません。ガソリンスタンドでは給油以外にも、点検から部品交換までさまざまなニーズにお応えできますので、気軽に活用してみてください。

 

エンジンオイルの交換

エンジンオイルの減少や劣化は安全性や燃費に影響を及ぼすため、定期的な交換が必要です。オイルは種類により色が異なり、一目見ただけで状態を見極めるのは困難です。オイルの量が減っていたり、1万km以上走行したりしたタイミングでお店に相談しましょう

 

給油ついでのチェック・交換が手軽ですが、予約しておくとよりスムーズです。作業時間は20~30分程度です。

 

バッテリー交換

車に電気を供給するバッテリーは、寿命が2~3年といわれています。ただし夜間走行が多いなど電力消費が大きい場合、より短い期間で消耗してしまうこともあります。

 

バッテリーの寿命と車検のタイミングが重なることが多いため、同時に交換をするのがおすすめです。ただ、車検においてはバッテリーの固定状態などが確認されるのみなので、必要なときは消耗度合いのチェックを追加するようにしましょう。

 

ブレーキフルードの交換

ブレーキの効きや、踏み込む際の適度な重さを保つための液体がブレーキフルードです。-50℃~200℃でも液体のままであり、吸湿性が高いのが特徴です。水分が取り込まれることで品質が劣化してしまうため、2年程度を目安に交換しましょう

 

作業はジャッキアップをした上で、タンクからタイヤ側のブレーキパッドまで確認が必要であり、品質が安全性に直結するため、プロに任せるのがベストです。作業時間は30~40分程度、早めに済ませたい場合は予約をして行きましょう。

 

4.まとめ

車の日頃のチェックは、安全性や快適さに大きく関わります。故障や大がかりな修理が発生しないよう、定期的なメンテナンスをしておきましょう。自分でできるメンテナンスもありますが、少しでも不安がある場合は無理に動かさず、専門家に頼るのが安全です。ENEOSのサービスステーションでは、無料安全点検や各種部品交換まで対応していますので、お気軽にご相談ください。(一部店舗ではこの対応を行っておりません。)

 

ENEOSのカーケアサービスについて詳しくは→「Dr.Drive

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