
1.洗車のやり方は大きく3つ
洗車のやり方は大きく分けて以下の3つの方法があります。
ガソリンスタンドで洗車のプロに手洗いしてもらう
ガソリンスタンドやディーラーなどで洗車のプロに手洗いしてもらう方法です。
洗車機ではブラシが届かない箇所や細かい汚れまでキレイに洗ってもらえます。その分、洗車機利用や自分で手洗いする場合に比べ割高になります。店舗や洗車コースにもよりますが、費用は2,000円~5,000円程度かかります。
手洗い洗車を依頼するときは、店舗のHPや電話窓口から予約を入れておくと安心です。また、ガソリンスタンドであれば、給油に立ち寄ったついでに予約することもできます。
洗車機を利用する
ガソリンスタンドやコイン洗車場に併設されている洗車機を利用して洗車する方法です。洗車の手順は「洗車機を利用する場合」で詳しく説明します。
洗車機の利用は、手間がかからず、所要時間が10分程度なので手軽にできる洗車の手段といえます。ただし、細かい汚れやミラー・ワイパー付近などの凸凹がある箇所の洗浄には向いていません。また、洗車場に提示してある注意事項を見落とした場合にトラブルが発生する可能性があります。
費用はシンプルなシャンプーのコースで300円程度です。ワックスでコーティング仕上げをするコースでは600円程度、シリコン系のコーティング仕上げまで行うコースでは1,000円程度となります。
自宅の駐車場やコイン洗車場で自分で手洗いする
自宅の駐車場やコイン洗車場で、自分で手洗いする方法です。洗車の手順は「自分で手洗いする場合」で詳しく説明します。
洗車機を利用する場合に比べて、洗車のプロの手洗いや洗車機利用に比べて費用がかかりません。ただし、洗車するための場所や時間、準備が必要です。所要時間は1~2時間程度なので、手軽な洗車方法とはいえないでしょう。
費用は洗車場代と洗車道具代しかかかりません。洗車道具にはさまざまな種類がありますが、手洗い初心者の場合は下記の最低限用意しておきたい道具をそろえておけば良いでしょう。
最低限用意しておきたい洗車道具
- 汚れてもいい服
- 防水シューズ
- 洗車用洗剤
- 洗車用スポンジ・バケツ
- ホース
【プロの手洗い・洗車機・自分で手洗い】洗車のやり方の比較表
ここまでご紹介してきた3つの洗車のやり方を「費用・メリット・デメリット・所要時間」の面から比較し、以下の表にまとめました。
ガソリンスタンドで洗車のプロに手洗いしてもらう | 洗車機を利用する | 自宅の駐車場やコイン洗車場で自分で手洗いする | |
---|---|---|---|
費用 |
2,000円~5,000円 |
※ワックスでコーティング仕上げ
※シリコン系のコーティング仕上げ |
洗車場、洗車道具にかかる費用 |
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
|
|
所要時間 |
30分前後 |
10分前後 |
1時間~2時間 |
【コラム】バイクはどうやって洗車する?
バイクの洗車には、水を使うやり方と水を使わないやり方の2つの方法があります。
水を使う洗車の場合、まずキーシリンダーやマフラーの排気口などが濡れないようにテープを貼っておきます。それから、洗車用洗剤とスポンジを使って汚れを落とし、水で洗い流します。
水を使わない洗車の場合、ツヤ出し・コーティングなどを染み込ませておいたクロスを固く絞ってから磨きあげます。汚れている箇所を見つけたらひたすらクロスで磨く作業を続けます。車体に砂が残った状態で上から強くこすると傷の原因となるため、砂を落としつつ優しく磨くのがポイントです。
2.洗車の手順【洗車機/自分で手洗い】
ここでは「洗車機を利用する場合」と「自分で手洗いする場合」の洗車の手順を解説します。
洗車機を利用する場合
洗車機を利用したことがない方でも、洗車機の利用案内と音声アナウンスに沿って操作を進めれば、簡単に利用できます。ここでは、洗車機を利用するときの流れを「洗車前」「洗車中」「洗車後」に分けて説明します。
※洗車機の種類によって洗車の内容は異なるため、実際に利用する洗車機の案内や注意書きに従って洗車を進めてください。
洗車前【準備・コース選択】
1.洗車前の停車位置に停める
2.洗車コースを選択し、料金を支払う
3.利用案内に沿って指定の動作を行う(ミラーを折り畳む、アンテナを収納するなど)
4.前の車の洗車が終わるのを待つ
洗車に入る前に、上記1~4を行います。洗車機によって対応車種や準備の手順、注意事項などが異なります。洗車が始まってしまうと身動きがとれないため、利用案内を必ず確認しておきましょう。注意事項は、洗車機やその付近の看板などに記載されています。
支払い方法は「現金」「電子マネー」「クレジットカード」「プリペイドカード」から選べるのが一般的です。
洗車中【乗車したまま待機】
5.アナウンスに沿って洗車開始の停止位置まで進む
6.洗車開始
洗車前の準備とコース選択が完了したら、洗車開始の停止位置まで進みます。そうすると、洗車機が動き出し洗車が開始されます。洗車中、エンジンを切った状態で洗車が終わるまで乗車していてください。
洗車後【拭き上げ・ワックスやコーティング】
7.洗車が終了したら洗車仕上げ場に移動する
8.車体を拭き上げたら完了
洗車終了のアナウンスが鳴ったら、エンジンをかけて、車を洗車仕上げ場まで移動させ、車体をキレイに拭き上げたら洗車完了です。
洗車機を利用する場合、車体の拭き上げは自分で行うのが一般的です。クロスの貸し出しを行っていない店舗もあるので、自前のクロスを準備しておくのも良いでしょう。
自分で手洗いする場合
自分で手洗いをする場合は、コツを知って少しでもキレイに仕上げたいものです。ここでは、手洗い洗車の流れとポイントを解説します。
正しい手洗いの流れ
タイヤ・ホイールを洗う
↓
ボディ・窓を洗う
↓
拭き上げを行う
タイヤ・ホイール|最初に手を付ける
車をキレイに手洗いするコツは、最初にタイヤとホイールを洗ってしまうことです。ボディを先に洗ってしまうと、タイヤ・ホイールを洗う際に汚れがボディに飛び散るので、また汚れてしまいます。
また、タイヤ・ホイール洗いに使ったスポンジで他のパーツを洗うことは避けましょう。タイヤ・ホイール洗いで使ったスポンジには泥や大きな砂利などがついています。他のパーツを洗う際にこのスポンジを使用すると傷をつけてしまいます。
ボディ・窓|上から下に向かって洗い流す
タイヤ・ホイールの洗浄が終わったら、次はボディと窓を洗っていきます。
ここで重要なポイントは、ボディの上から下に向かって、まず水でホコリや砂を洗い落とすことです。ホコリや砂を残したままスポンジで洗うと傷をつける原因となるため、水でしっかり落としてからスポンジでキレイに洗いましょう。
拭き上げ|水滴の残りが水垢の原因に
ボディ・窓の汚れを落とし、すすぎまで終わったら、仕上げに拭き上げを行います。車体に水滴が見当たらなくなれば洗車完了です。
拭き上げを行うときのポイントは、手早く水滴を拭き取ることです。ボディや窓に残った水滴は水垢となってしまうため、水滴が乾いてしまう前に拭き上げを完了させましょう。
合成セームで全体の水分を減らし、マイクロファイバークロスで細かい水滴を拭き取るのがおすすめです。ただし、キレイに水滴を拭き取ろうとして、同じ箇所を何度もこするのは禁物です。細かい傷がついてしまうので、一度で拭き上げることを意識しましょう。
【コラム】コーティングした車を洗車するのはNG?
洗車をするのはNGではありませんが、洗車機を利用するのは控えた方が良いでしょう。洗車機のブラシによってコーティングが剥がれてしまう可能性があるため、洗車をするなら手洗いで行うことをおすすめします。
ただし、ブラシを使わず水圧だけで汚れを落とすノンブラシ洗車機であればコーティングが剥がれる可能性は低くなります。汚れが気になる場合は、近くにノンブラシ洗車機を扱っている店舗がないか調べてみましょう。
3.まとめ
洗車のやり方は「プロに手洗いしてもらう」「洗車機を利用する」「自分で手洗いする」の3つのパターンがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので「どういった洗車がしたいのか」「時間はどれくらい使えるのか」といった基準で自分に合った洗車のやり方を選びましょう。
ENEOSの洗車サービス「EneJet Wash」は汚れを浮かせる「泡ブロー」を採用しており、お客様の車を丁寧に洗車できます。
ENEOSの洗車サービスについて詳しくは→「EneJet Wash」
ENEOSのコーティングサービス「Dr.Driveコーティング」はお客様のニーズに合わせて多様なメニューを用意しています。
ENEOSのコーティングサービスについて詳しくは→「Dr.Driveコーティング」
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