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2021.10.15

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初心者マークはいつまで貼るべき?罰則や表示義務のルールを解説

運転免許を取得したばかりのドライバーは、運転時に初心者マークを付けるものですが、いつまで表示が必要なのか、表示しなかったら罰則があるのかなど疑問を抱えている方もいらっしゃると思います。この記事では、初心者マークを表示する期間や違反時の罰則などについて紹介します。

2021.10.15

1.初心者マークはいつまで貼るべき?

免許を取得したばかりのドライバーは初心者マークをいつまで貼るべきなのでしょうか?まずは、初心者マークの表示義務期間や違反したときの罰則について紹介します。

 

ちなみに、初心者マークは若葉マークと呼ばれることもあります。正式名称は「初心運転者標識」です。

 

免許取得から1年の表示義務がある

初心者マークの表示義務期間は、免許取得から1年間です。これは道路交通法第71条で定められています。

 

初心者マークの主な役割は、周囲を走行するドライバーに自分が運転初心者であることを認識してもらい、トラブルや事故を防ぐことです。また、道路交通法では初心者マークを付けている車両に対する幅寄せや割り込みを禁止しており、違反した運転手は反則金や点数の加算の罰則が科されます。

 

*出典:e-GOV 法令検索|道路交通法|第七十一条の五

 

運転に不安があれば1年経過後も貼って良い

免許を取得してから1年経過し、初心者マークの表示義務がなくなっても運転に不安がある場合は初心者マークを貼っていても罰則対象にはなりません。ペーパードライバーの方や運転を苦手と感じる方は、周囲が配慮してくれる可能性があるので初心者マークを貼っておくのがおすすめです。

 

初心者マークの表示義務に違反した場合の罰則

初心者マークの表示義務に違反した場合、初心運転者標識表示義務違反になり、4,000円の反則金と違反点数1点の罰則が科されます。免許取得後1年以内に初心者マークを貼っていない場合はもちろん、前後どちらかにしか貼っていない場合や規定の位置に貼っていない場合も違反対象です。初心者マークの規定位置については、「初心者マークを貼る位置」で解説します。

 

【コラム】レンタカーでも初心者マークは必要?

免許取得から1年以内であれば、レンタカーでも初心者マークの表示義務があります。検問や事故などに遭遇したとき、免許証の提示を求められて初心運転者標識表示義務違反が発覚するケースがあります。レンタカーだからと油断せず、免許取得から1年以内であれば必ず初心者マークを表示してください。貸し出しサービスがあれば利用するのも手ですが、借りられない場合もあるので念のため持参しておくと安心です。

 

また、免許取得から1年が経過していても、レンタカーを借りるドライバーは頻繁に運転するドライバーよりも運転に不慣れな場合があります。運転に不安があれば、免許取得年数に関係なく初心者マークの表示がおすすめです。

 

2.初心者マークを貼るときの注意点

初心者マークを貼るときは、貼る位置や初心者マークの種類に注意が必要です。周囲から見やすい位置に貼っていないと注意喚起の効果が薄れるため、貼る位置が法律で定められています。ここでは、初心者マークを貼る位置と初心者マークの種類についてご紹介します。

 

初心者マークを貼る位置は法律で決まっている

初心者マークを貼る位置は、道路交通法施行規則第9条*1により、車両の前方と後方の地上0.4m以上1.2m以下の見やすい位置に貼るよう定められています。例えば車高が高い車は要注意です。車種によっては、リア(後方)ガラスの上のほうは地上からの高さが1.2mを超えている場合があり、違反対象になります。

 

また、フロントガラスの内側に初心者マークを貼っている方もいますが、実はフロントガラスに初心者マークを貼ってはいけません。フロントガラスに設置が許されているものは道路運送車両の保安基準*2(自動車を安全に使うために定められた基準)で定められています。例えば、車検の有効期限が記載されたステッカーやドライブレコーダーなどは設置が認められています。前方に初心者マークを貼るときはボンネットの見やすい位置に貼ってください。

 

*1 出典:e-GOV 法令検索|道路交通法施行規則|第九条の六
*2 出典:国土交通省|道路運送車両の保安基準|第29条4

 

種類によってメリット・デメリットがある

初心者マークは車体の素材や貼る位置によって、以下の3種類に分けられます。ここでは、それぞれのメリット・デメリットや使用上の注意点について解説します。

 

マグネットタイプ

マグネットタイプは、初心者マーク自体が磁石になっていて車体に貼り付けられるタイプです。マグネットタイプのメリットとして、取り外しが簡単でありながら走行中は外れにくいことが挙げられます。一方で、デメリットは車のボディがアルミやカーボンの場合、車体に貼り付けられない点です。

 

▼メリット
・取り外し可能
・走行時に取れにくい

 

▼デメリット
・車体がアルミやカーボンの場合貼り付けられない
・同じ位置に貼っていると日焼け跡が残る

また、同じところに貼っていると傷や日焼けして初心者マークの形が車体に残る可能性があります。簡単に取り外しできるので、使用時だけ貼る、定期的に位置を変えるなどするのがおすすめです。

 

吸盤タイプ

吸盤タイプは、初心者マークの上部に吸盤がついており、車内のガラスに貼り付けるタイプです。フロントガラスの内側には保安基準違反となるため貼り付けられませんが、リアガラスの内側には貼り付けられます。車体に直接貼らないため、車のボディが傷つきにくいのがメリットです。一方で、マグネットタイプとリタックタイプに比べて吸着力が弱く、自然と取れている場合があるため、発進前の確認が必要です。

 

▼メリット
・車のボディを傷つけない

 

▼デメリット
・吸着力が弱い

リアガラスに吸盤タイプの初心者マークを貼るときは、運転時に視界の邪魔にならない位置に貼り付けましょう。貼り付ける場所によっては死角が生まれて事故につながる恐れがあります。

 

リタックタイプ

リタックタイプは、シールのように車体に貼り付けられるタイプです。マグネットタイプほど簡単ではないものの、取り外しできる点がメリットとして挙げられます。マグネットタイプ同様、同じ位置に貼り続けていると日焼け跡が残るのがデメリットです。

 

▼メリット
・取り外し可能
・車体がアルミやカーボンでも取り付けられる

 

▼デメリット
・同じ位置に貼っていると日焼け跡が残る

 ボンネットにマグネットタイプが貼り付けられない場合はリタックタイプの初心者マークがよく使われています。また、リアガラスがプライベートガラス(※)である場合は吸盤タイプよりもリタックタイプやマグネットタイプがおすすめです。プライベートガラスは後続車から初心者マークが見えづらく、気付いてもらえない可能性があります。

 

※プライベートガラスとは、車外から車内を視認しにくくするための着色ガラスです。

 

【コラム】初心者マークは教習所でもらえる?

初心者マークは教習所によっては卒業記念品としてプレゼントされることもありますが、教習所のサービスの一環であり、必ずもらえるわけではありません。そのため、もらえない場合は自分で購入しましょう。ホームセンターやカー用品店、100円ショップ、ネットショップなどで購入できます。

 

3.まとめ

初心者マークは、周囲に運転が不慣れであると伝える役割があり、運転免許取得から1年以内は表示義務があります。なお、1年経過後も運転に不安があれば表示しても問題ありません。初心者マークの種類によって貼り付けられないことがあるため、購入前に車に貼り付けられるかを確認しておくと良いでしょう。

 

初心者マークは初心者が安心して運転できるようにするための仕組みです。免許取得後1年は必ず初心者マークを表示しましょう。

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