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2021.06.14

お悩み解決

ETCの休日割引のQ&A|平日・深夜割引などの適用条件も解説

旅行や帰省などで長距離移動するときにお得なETCの休日割引制度。制度自体は耳にしたことがあるものの、自分が利用するときにきちんと適用されるのか不安な方も多いのではないでしょうか。この記事では、「適用条件は?」「お盆・年末年始は適用される?」「ほかの割引制度と併用できる?」といったよくある疑問について回答していきます。また、休日割引以外の割引制度についても規定や活用例をご紹介します。

2021.06.14

1.ETC休日割引のよくある疑問3つ

ETCの休日割引とは、ETCを搭載した車で規定条件を満たした場合に、対象区間における利用料金から30%の割引を受けられる制度です。まずは、この休日割引制度のよくある疑問について、Q&A形式でそれぞれ回答し、詳しい解説も入れていきます。

 

Q1.ETC休日割引の適用条件は?

A.車種、利用日、道路の3つ

ETC休日割引の適用を受けるためには、規定の車種、利用日、道路の3つの条件を満たしている必要があります。

 

車種
  • 料金車種区分が普通車の車
  • 料金車種区分が軽自動車等の車

 

利用日
  • 土曜日、日曜日、祝日
  • 1月2日、1月3日

※2021年に限りオリンピック開催のために祝日が移動し、「海の日」は7月22日(木)、「スポーツの日」は7月23日(金)、「山の日」は8月8日(日)、振替休日の8月9日(月)が割引対象になる。一方で、移動前の祝日、7月19日(月)、8月11日(水)、10月11日(月)は割引対象外となる。

 

道路
  • NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速道路
  • 全国の一般有料道路の一部

※首都圏・京阪神圏の都市部区間、名古屋第二環状自動車道は割引対象外

割引対象となる車種は、料金車種区分における普通車、または軽自動車等の車です。軽自動車等には、二輪自動車も含まれます。主に3、5ナンバーの車が対象で、4ナンバーの車は対象外となります。

 

割引対象日は原則、土曜日、日曜日、祝日と1月2日、3日です。割引対象日に対象道路を走行していれば、入口または出口の通過日が平日であっても割引が適用されます。

 

休日割引

 

割引対象となる道路は、基本的に東名阪の都市部区間を除く全国の高速道路です。また、一般有料道路の一部も割引対象となることがあります。割引対象、対象外の区間については、NEXCO各社のページ*1,2,3から確認しておくと安心です。

 

*1:出典:NEXCO東日本|ETC 休日割引|割引対象道路|割引対象路線図

*2:出典:NEXCO中日本|ETC割引|対象路線図(NEXCO中日本で割引が導入される区間)

*3:出典:NEXCO西日本|ETC時間帯割引|休日割引の対象区間(NEXCO西日本)

 

Q2.ETC休日割引はお盆や年末年始にも適用される?

A.一部適用されない場合もある

ETC休日割引は、お盆や年末年始の期間であっても一部適用されないケースがあります。基本的には割引対象日は、土曜日、日曜日、祝日、1月2日、3日です。お盆や年末年始期間であっても、規定の対象日以外は適用されません。

 

年末年始のケースで考えると、1月1日から1月3日までは、ETC休日割引の対象日として規定されていますが、年末は休日割引の対象外となります。例えば、12月30日に入口を通過し、12月31日に出口を通過した場合は割引を適用されません。ただし、12月31日に入口を通過した場合でも、1月1日に出口を通過すれば割引が適用されます。

 

年末年始

 

ちなみに、休日割引が適用されないケースとして、国から要請を受けたときが挙げられます。2021年のゴールデンウィーク期間は、外出自粛が求められたため、土・日・祝日であっても割引適用外となりました。社会状況によって休日割引の適用条件が変わることもあるため、心配な方は事前に対象日を確認しておくと良いでしょう。

 

Q3.ETC休日割引と平日・深夜割引を併用できる?

A.併用できない

ETC休日割引と平日朝夕割引や深夜割引を併用することはできません。平日朝夕割引や深夜割引は、一定条件を満たした車が規定された時間に対象道路を走行した場合に適用される割引です。休日割引と平日朝夕割引・深夜割引がどちらも割引条件を満たす場合は、以下のような基準でどちらかの割引のみ適用されます。

 

  • 休日割引と平日朝夕割引がどちらも条件を満たす場合
    休日割引が優先される

 

  • 休日割引と深夜割引がどちらも条件を満たす場合
    割引率が最も高くなる割引が適用される

2.ETC休日割引以外の割引5つ

ここまでは、ETC休日割引のよくある疑問にお答えしてきました。実は、高速道路の割引は休日割引のほかにもいくつか存在します。ここからは、休日割引以外の割引制度について規定や活用例をご紹介します。

 

(1)平日朝夕割引

ETCを搭載していて、さらにETCマイレージサービスに登録している車が、平日の朝(6時~9時)、または夕方(17時~20時)に走行し、かつ以下の条件を満たした場合に適用される割引です。割引分は、翌月20日にまとめてETCマイレージサービスの還元額として付与されます。

 

割引率(還元率)

1カ月あたりの割引適用が5~9回まで:約30%
1カ月あたりの割引適用が10回以上:約50%
※地方部区間最大100km相当分までが割引対象。100km以上でも対象走行の扱いとなるが割引率が小さくなる

 

車種

全車種

 

利用日時

土日祝を除く6時~9時、17時~20時
※1月2日、3日は平日であっても対象外。休日割引が適用される

 

道路

・NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速道路
・全国の一般有料道路の一部
※首都圏・京阪神圏の大都市部区間、その他指定区間は対象外

平日朝夕割引の対象時間について、以下のイラストと合わせて確認していきましょう。

 

(1)対象時間中の2回目の走行には割引が適用されない(対象時間中の適用は1回まで)
(2)対象時間中に入り、対象時間後に出た場合、割引が適用される
(3)対象時間前に入り、対象時間中に出た場合、割引が適用される
(4)対象時間前に入り、対象時間後に出た場合、割引が適用されない
(5)対象時間中に入り、深夜割引の対象時間中に出た場合、深夜割引が適用される

 

平日朝夕割引

 

(2)深夜割引

ETCを搭載した車で、0時~4時の間に対象道路を走行した場合に適用される割引です。割引適用の条件をまとめると以下のようになります。

 

割引率

30%

 

車種

全車種

 

利用日時

毎日0時~4時

 

道路

・NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速道路
・全国の一般有料道路の一部
※NEXCOが指定する一部道路は対象外

 

*出典:NEXCO東日本|ETC深夜割引|割引対象道路

深夜割引についても、対象時間について以下のイラストと合わせて見ていきましょう。

 

(1)対象時間前に入り、対象時間中に出た場合、割引が適用される
(2)対象期間中に入り、対象期間中に出た場合、割引が適用される
(3)対象期間中に入り、対象期間後に出た場合、割引が適用される
(4)対象期間前に入り、対象期間後に出た場合、割引が適用される

 

深夜割引

 

(3)障害者割引

障害者割引は、ETCを利用していなくても対象であれば利用できる割引制度です。障害者の方が通常よりも安く有料道路を利用できることで、社会的自立を支援する目的で導入されています。

 

割引を受けるためには、対象の車を事前に登録する必要があります。割引率は約50%です。割引対象は、「障害者本人が運転する場合」「障害者本人以外の人が運転し、障害者本人が同乗する場合」の大きく2つのケースに分けられます。本人が運転する場合は、身体障害者手帳の交付を受けていれば割引対象となります。一方で、本人以外の人が運転し本人が同乗する場合は、個別のケースに応じて対象条件が異なります。ほかにも割引を適用する上で、適用条件が細かく定められており、詳しくはNEXCOのページ*1,2,3から確認してください

 

*参考1:NEXCO東日本|有料道路における障害者割引

*参考2:NEXCO中日本|障がい者割引

*参考3:NEXCO西日本|有料道路における障がい者割引制度についてのご案内

 

(4)NEXCO各社が設ける周遊パス

NEXCO各社では、ETCを搭載した車に適用される周遊パスプランを期間限定で実施しています。定額料金で対象エリア内を乗り降りし放題のプランが多く、通常料金よりも数十%ほど割引されるケースもあります。乗り降りし放題であるため、多少距離がある観光地であってもエリア内であれば高速道路を使ってお得に移動できます。基本的には、NEXCO各社が自社エリアの周遊パスを提供しており、詳しくは各社サイト*1,2,3から確認すると良いでしょう。

 

*参考1:NEXCO東日本|ETC周遊割引[ドラ割]

*参考2:NEXCO中日本|旅行・ドライブ

*参考3:NEXCO西日本|ドライブパス

 

(5)ETC2.0割引

ETC2.0割引とは、従来のETCの新しい規格であるETC2.0を搭載した車に適用される割引です。割引対象道路は、2021年4月現在では圏央道の一部区間に限定されています。圏央道の利用料金はやや高めに設定されており、割引後の料金は、高速自動車国道(いわゆる高速道路)の普通区間の料金水準に合わせられます。

 

ETC2.0とは、料金自動支払い機能に加えて、高度な通信機器として渋滞情報や事故状況をリアルタイムにキャッチできる機器です。今後ETC2.0自体の普及に伴い、割引対象エリアも拡大していくことが予想されます。

 

3.まとめ

ETC休日割引の適用を受けるためには、ETCを搭載した上で、車種・利用日・道路の条件を満たしている必要があります。適用されれば利用料金が約30%割引となるため、旅行や帰省などの長距離ドライブのときは、ぜひ活用すると良いでしょう。また、休日割引のほかにも平日の朝夕、深夜帯の割引制度も設けられています。割引制度を活用して、お得に高速道路を利用しましょう。

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