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2021.01.28

お悩み解決

縦列駐車はやり方を覚えれば簡単!イラスト付きで手順を解説!

車の操作の中でも苦手な方が多い縦列駐車。誰でも簡単にできるやり方はあるのでしょうか? この記事では、縦列駐車のやり方を5つの手順に分けてイラスト付きで解説します。縦列駐車が失敗してしまうポイントと改善策も併せてご紹介します。

2021.01.28

1.縦列駐車のやり方と出方のポイント

まずは、縦列駐車の手順を5つのステップに分けてイラスト付きで分かりやすく解説します。また、縦列駐車のスペースから出るときのポイントもご紹介します。

 

縦列駐車の5つの手順【イラスト付】

縦列駐車に特別なテクニックは不要です。手順通りに正しく運転操作すれば、苦手な方でもできるようになります。早速5つの手順をそれぞれ見ていきましょう。なお、ここでご紹介する縦列駐車は道路の左側に停める場合を想定しています。

 

手順1|前方の車の横に停める

手順1|前方の車の横に停める

 

縦列駐車の手順の1つ目は、駐車スペースの前方の車の横に平行になるように停めることです。このとき、横の車との間隔を50~100cmくらいまで寄せて停めましょう。平行に停められたらゆっくりバックし、車体の後部の位置を横の車と合わせて停車します。

 

また、縦列駐車を無理なく行うためには、駐車スペースの縦の長さが車の1.5倍以上必要です。車とほとんど同じ長さの場合は、無理に縦列駐車しようとせず、他の駐車場所を探しましょう。

 

手順1のポイント
  • 横の車と50~100cmの距離で停める
  • 車体の後部の位置を横の車と合わせる
  • 縦列駐車するスペースの縦幅は車の1.5倍程度あるかを確認する

手順2|ハンドルを左に切ってバックする

手順2|ハンドルを左に切ってバックする

 

手順2でやることは、ハンドルを左に切ってバックし、駐車スペースの右側のラインに対して適切な角度を作ることです。慣れないうちは、手順1の停車位置でハンドルを左にいっぱいまで切ってからそのままバックしましょう。バックするときは周囲を注意しつつ、右側のサイドミラーで駐車スペースの後ろの車をチェックします。後ろの車の前方部の全体が映ったら停車しましょう。

 

手順2のポイント
  • 停まった状態でハンドルを左にいっぱいまで切る
  • 右側のサイドミラーに後ろの車の前方部全体が映ったら停車する

手順3|タイヤの向きを真っすぐに戻してバックする

手順3|タイヤの向きを真っすぐに戻してバックする

 

手順3では、ハンドルを右に切ってタイヤを真っすぐに戻し、適切な角度のまま駐車スペースに入り込むことを目指します。タイヤを戻すときは、手順2と同様に停車したままハンドル操作しましょう。一般的に、左にいっぱいまで切ったときのタイヤの向きは右に2周回すことで真っすぐに戻ります。タイヤの向きが戻ったら、次はバックです。右後輪が駐車スペースの右側のラインにかかったら停車させます。

 

手順3のポイント
  • 停まった状態でハンドルを右に切ってタイヤの向きを真っすぐに戻す
  • 右後輪が駐車スペースの右側のラインにかかるところまでバックして停車する

手順4|ハンドルを右に切ってバックする

手順4|ハンドルを右に切ってバックする

 

手順4では、手順3で停車した位置からハンドルを右にいっぱいまで切り、ゆっくりとバックし、車がスペース内にすっぽりと入っている状態までもっていきます。駐車スペースに車全体が入り切ったら停車します。

 

なおバックするときは、自車の左前部と左後部を車や障害物にぶつけないよう十分注意が必要です。左前部はバック時に前の車の右後部と接触、左後部は縁石への乗り上げやガードレールなどのへの接触、などがよく見られます。

 

手順4のポイント
  • 停車した状態でハンドルを右にいっぱい切る
  • 左前部と左後部に注意しながらゆっくりバックする
  • 車全体が駐車スペースに入ったら停車する

手順5|前後の車との距離感を調整する

手順5|前後の車との距離感を調整する

 

最後に手順5でやることは、前後の車との距離の微調整です。手順4の停車位置から、ハンドルを左に切り、タイヤの向きを真っすぐに戻します。そして、前後の車が出庫するとき、または自分の車が出るときに、安全に出られるように前進またはバックして前後のスペースを調整します。前後どちらかに詰めすぎず、距離のバランスを取りましょう。

 

手順5のポイント
  • 停まった状態でハンドルを左に切ってタイヤの向きを真っすぐに戻す
  • 前後の車との距離のバランスを取る

縦列駐車後の出方の注意点

縦列駐車後の駐車スペースから出るときは、前後の車と接触しないよう、距離を確認してから発進しましょう。よくあるトラブルとして、前の車との距離が近い状態で発進してしまい、自分の車の左前部と前の車の右後部が接触してしまうケースがあります。

 

縦列駐車後の出方の注意点

 

発進する前にハンドルを右にいっぱい切った上で、自車の左前部を意識しながらゆっくり前進すれば接触は避けられます。前の車との距離が近く、接触しそうな場合は、いったんそのままバックして元の位置に戻ります。そして、ハンドルを左に切り、タイヤの向きを真っすぐに戻してから、少しバックして前の車との距離を取り、再度発進時の操作を行います。

 

一般的には、発進時に前の車の後部バンパー全体が見えていれば十分な距離が取れていると言われます。ただし、車のタイプによっては距離が足りないこともあるので、十分な距離とそのときの運転席からの見え方を覚えるようにしましょう。

 

2.縦列駐車に失敗しない4つのコツ

縦列駐車のやり方の手順に加えて、失敗しないためのコツを覚えておくと間違いありません。ここでは4つの失敗しないための運転操作のポイントや失敗例をご紹介します。

 

(1)スタート時点の幅寄せを十分に行う

縦列駐車に失敗しないためのコツは、駐車スペースの前に停まっている車との幅寄せを十分に行うことです。幅寄せが甘いと、バックしたときに駐車スペースに対して車体の角度が付き過ぎる、駐車スペースに入るタイミングが遅れる、といった状況になりやすく、駐車に失敗してしまいます。

 

最初に十分幅寄せができていると、早いタイミングで駐車スペースに入り込むことができるので、後部を駐車スペースにしっかり収められます。また、角度があまり付いていないので車の向きも調整しやすくなります。

 

(2)適切なタイミングで左右にハンドルを切る

縦列駐車がうまくいくやり方のコツは、適切なタイミングで正しい向きにハンドルを切ることです。縦列駐車では、主に以下の4回ハンドルを切ります

 

(1)スタート地点でハンドルを左に切る
(2)右側のサイドミラーに後ろの車の全体が映ったタイミングでハンドルを右に切る
(3)右後輪が駐車スペースのラインにかかるタイミングでハンドルを右に切る
(4)駐車スペースに車全体が入ったらハンドルを左に切る

よくある失敗例としては、(2)でハンドルを切るタイミングが早過ぎて駐車スペースに入るための角度がなく車体が入らない、または(3)でハンドルを切るタイミングが遅すぎると駐車スペースの左側にある障害物や後ろの車に接触する、といったものが挙げられます。なお、ハンドルを切るタイミングさえ押さえておけば、他に余計なハンドル操作は不要です。

 

(3)外輪差を把握する

縦列駐車に失敗しないためには、外輪差を把握しておくことも重要です。外輪差が把握できていないと、ハンドルを右に切り、バックして車体を駐車スペースに収めるときに左前部が前の車の右後部に接触することがあります。

 

外輪差とは、左右に曲がるときの外側の前輪と後輪の軌道幅の差を表します。バック時は、左にハンドルを切ると右前輪が、右にハンドルを切ると左前輪が後輪の軌道よりも外側に膨らみます。

 

(4)アシスト機能を活用する

縦列駐車が苦手な人は、車のパーキングアシスト機能を使うことで失敗するリスクを減らせます。以下は縦列駐車に役立つパーキングアシスト機能の一例です。なお、アシスト機能は、メーカーや車種によって名称やできることが異なります。

 

パーキングアシストの一例
  • 車の後方の映像をモニターに映し出すバックカメラ機能
  • 駐車スペースに応じてハンドルが自動で操作される機能
  • 駐車スペースに応じてシフトレバー操作以外の全て操作が自動で行われる機能
  • スマートフォンアプリで操作する自動駐車アシスト機能

バックカメラ機能は後方にある車や障害物との距離感を掴むことに役立ちます。右後輪が駐車スペースのラインに乗っているのかを確認するとき、車が駐車スペースに完全に入ったときに後ろの車との距離を確認するとき、などの場面で使ってみると良いでしょう。

 

また、新しい車には駐車の自動操作機能も見られます。自動操作の程度はメーカーや車種によって異なるので、気になる方は各社の機能をチェックしてみましょう。

 

【コラム】縦列駐車を練習できる場所とは?

縦列駐車の練習に向いている場所は、人通りが少ない駐車場が挙げられます。ただし、周りに車や人がない状況であることを確認しつつ、通行の妨げにならないよう実施する必要があります。練習するときは、同乗者に周囲の状況を見てもらいながら実施できるとより安心です。

 

自分で練習することが難しい場合は、ペーパードライバー向けの民間の教習サービスを利用するのも一つの手です。自分が苦手とする運転に絞って教習を受けることもでき、自分だけで練習することに不安な方にはおすすめです。

 

3.まとめ

縦列駐車のやり方は大きく5つの手順に分けられます。それぞれの手順で操作のポイントや注意点があるので、それらをきちんと理解しておけば縦列駐車の苦手意識を克服できるでしょう。

 

頭では理解していてもどうしても操作が難しい、不安な場合は車のアシスト機能が役立ちます。また、民間の教習サービスで習うこともできるので、利用してみるのも良いでしょう。

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